今研究室でメインで使っているVAIOノートがあるのだが、これが去年ぐらいからおかしい。どうおかしいかと言うと、AC電源が外れたらデスクトップの如く電源が落ちるのだ。これはどうもバッテリーがおかしいとバッテリー状態確認トレイをクリックしてみると、「バッテリーが存在しません」との表示。存在しませんとはどういう了見ですかね。裏を返せばずっしり重い長細いバッテリーががっちりはまってるんですが。
BIOSなんかでも確認してみたけど駄目。認識しないわけだから充放電もできないし…。これはどうもVAIOのバッテリー監視回路が厳しすぎるんじゃないかなぁと疑いの目。
一応ノートのスペックです
SONY VAIO typeS VGN-SZ72B
CPU : intel Core 2 Duo T5600
memory : 1GB DDR2-533
HDD : 100GB
battery : SONY VGP-BPS-2C (11.1V 5200mAh)
んでまあ、去年からこの症状に気づいていたわけだが、とりあえず持ち出す機会があまりなかったのでとりあえず放置してて、このサイトは去年の秋ごろからずっとチェックはしてた。
SONY HotStreet バッテリー認識しない…
見て貰えばわかるように、同様の症状の人が結構いて、2008年になってもまだまだ増加中という様相。他にもブログなどで同じ症状を訴えてる人が多い。「バッテリーは消耗品」という名の元この問題は余り取り扱ってもらえないようだ。
やはり自分が推測したように、このVAIOノートのバッテリーの正常認識回路が厳しいのと、当該バッテリーが若干劣化しやすいタイプだったことが重なって起こってるんじゃないかと思う。
ということでとりあえず新しいバッテリーを注文する事にした。2万8千円です。高いなぁ…。
それにしても、バッテリーってこんなに早く消耗するものなのか。昔はもっと持ってた気がするし、最近の携帯電話の方も劣化が早い気がする。そんな事を考えてる矢先に「リチウムイオンバッテリー」に関するこのような興味深い話を見つける。
高崎真哉的電網家頁筆頭 リチウムイオンバッテリー考
何か原因はリチウムイオンにあるんじゃ…。上記の高崎さんの調査によると、リチウムイオン電池を搭載したノートパソコンで、満充電のまま、つまりAC電源よるよね。まあこの話は結構良く知られた事らしい。
そして更にもうひとつ、バッテリーを劣化させたくないという事で、普段はノートからはずして置いたときでも、100%充電でも0%充電でも、劣化が激しくなるという。なんなんだよリチウムイオン。
フル充電で保管 → 劣化が早くなる性質を持っている
フル放電で保管 → 過放電によって充電できなくなる恐れ
ベイサン b.mart リチウムイオン電池について
一番いいのは、あまり充電してなくて、それでいて過放電しないような状態。20〜30%ぐらい?デリケートにも程があるんじゃないのかね?リチウムイオン。
ま、ともかく新しく来るバッテリーはリフレッシュ作業を3回繰り返した方がいいらしいので、それをやる事を覚えておかないと。
lenovo(IBM) ThinkPadのバッテリーを長持ちさせる方法について
BPnet バッテリー延命術
最近の奴だと80%充電で止めておく、とかいう機能が付いてるらしい。それにしてもこんなに普及してるリチウムイオンがこんなに厄介なものだとは…。