2007年10月07日

気になるニュース 『ソニー、有機ELテレビを年内発売へ』


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0704/12/news033.html

SONYは次世代薄型テレビの秘密兵器として「有機ELテレビ」を用意している。
2007年12月にとりあえず20万円で販売するそうだ。

 有機ELの特徴は、液晶と違いバックライトを必要としない事。したがって、従来品より薄くする事が出来る。また応答速度が速いという事もあるようだ。

 薄型テレビ市場は現在液晶がシャープ「AQUOS」、プラズマが松下「VIERA」が大きく占有している。全体的に見るとプラズマが押されがちである。従って今後もこの市場は液晶テレビを中心に回っていくと思われる。

 もし有機ELテレビがその存在感を市場に示すためには液晶に対する優位性をアピールしなければならない。例えばプラズマが映像の鮮明さ、視野角の広さをアピールしているように、である。液晶テレビが持つ弱点とは何であろうか。ひとつは視野角の問題である。液晶は見る角度によって綺麗に見えないことがある。もうひとつは応答速度。これらの弱点を突いてくる商品を市場に出せば、有機ELテレビにも突破口はあるのではないだろうか。
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2007年09月10日

気になるニュース 『工業ガス各社、半導体向け供給削減へ』

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070907NT003Y42106092007.html

 「ヘリウムは貴重な資源である」この言葉を聞いてピンと来る人はいるだろうか。ヘリウムといえば、風船を浮かばせる為に使ったり、肺に入れて高い声を出して遊んでみたり、というイメージであろう。もう少し産業的な分野で見てみると、ヘリウムは不活性・沸点が低い・人畜無害・分子が小さい、という特徴を持つので、例えば配管の漏れを検出したり、MRIの超伝導部分の極低温を保つ為に用いられたりする。また特に、半導体などを用いる精密機器の製造工程で雰囲気ガス(有害な反応を防ぐ環境を作るガス)として用いられる。
 
意外といろいろなところで活躍しているヘリウムだが、残念な事に大気中には殆ど存在しない。ヘリウムは鉱物の中に多く含まれており、天然ガスを採掘する時に一緒に精製するらしい。日本ではヘリウムガスが精製できるガス田が無く、ヘリウムガスの輸入は全て米国に頼っているそうだ。そのヘリウムガスが米国内でも不足しており、それが今日本にも波及しているという問題が起きている。

 日経新聞の記事によれば、工業ガスを供給している日本の企業は、太陽日酸、岩谷産業など。米国のガス田の老朽化による改修の為、輸入量が減るという予測をたてているようだ。

 ここでガス田についてまとめておきたい。中東などに多くある、原油が採掘できるところは「油田」という。通常、油田においては石油と共にガスが混ざって得られる。したがって、油田も天然ガスを得られる場所と考える事もできる。一方で、石油は無いが、メタン・エタンなどの天然ガスが得られる場所がある。これを「ガス田」という。また地下水にこれらのガスが混ざっている場合もあり、特にこれらは「水溶性ガス田」という。日本にも、油田は殆ど無いがガス田は結構ある。有名どころでは、油田もある新潟の「南長岡ガス田」や、関東の温泉と共に出てくる事で有名な「南関東ガス田」である。これらは場所によって取れるものも違っており(例えば南関東ガス田ではヨウ素がとても多い)、日本のガス田ではヘリウムが殆ど精製できないのであろう。

川口液化ケミカル(株)ブログ ヘリウムガスの不足

太陽日酸 産業ガスの種類 ヘリウムHe

日本産業ガス協会 ヘリウムの作られ方

ウィキペディア ガス田

帝国石油 天然ガスの生産
帝国石油 主要幹線パイプラインマップ
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2007年09月05日

気になるニュース 『カザフがカシャガン油田の開発中断、伊ENIなどに圧力』

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070828-00000921-reu-int

カザフスタン政府は、北カスピ海沖合のカシャガン油田開発プロジェクトについて、環境面や安全面での規則違反を理由に3ヶ月間以上の作業停止を命令したそうです。現在このカシャガン油田開発プロジェクトは、イタリアのENIを中心に、米エクソンモービル、仏トタル、そして日本のインペックス北カスピ海石油(石油公団、国際石油開発、石油資源開発、三菱商事が出資)などが参加しています。

http://www.jnews.jetro.go.jp/cgi-bin/russia/cenasiacrono/newsindex.cgi?action=kiji&no=19

 資源エネルギー庁によれば、可採埋蔵量は約130億バレルで世界有数の油田として注目されています。カザフスタンもまたこれに参加し、その権益を確固たる物にしたいと言う思惑があるのでしょう。この一連の流れはサハリン2プロジェクトと酷似しています。

 石油の輸入依存度を完全に外国に頼っている日本にとって、これらの権益を確保する事は非常に重要である事は間違いありません。また逆にその事が相手の交渉カードに使われる要因になってしまっているのも事実です。ともかくも、コツコツと続けてきた油田開発のプロジェクトを成功させるように祈っています。

-資源エネルギー庁 第5節 エネルギー資源の確保
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2007年08月31日

気になるニュース 『「イミダス」「知恵蔵」休刊へ ウェブ版として存続』

http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/070831/wdi070831001.htm

 毎年分厚い束で平積みされる「imidas(集英社)」と「知恵蔵(朝日新聞社)」が2007年版を持って休刊されるそうだ。現在では創刊時の10分の1しか売れていないというのだからそれも致し方ない。トップの「現代用語の基礎知識(自由国民社)」は存続するらしい。それにしても二誌とも歴史が古いと思っていたのだが、それでも20年ほどだというのは驚きだ。
 これら時事用語辞典系を追い込んだのはインターネットの普及以外にあるまい。浅くても曖昧でもいいから、できるだけ広く早く、これはインターネットが最も効果を発揮するところだ。「現代用語の基礎知識」にはてなキーワードを載せるようになったのもうなずける。
 ところでもうひとつの平積み雑誌「日本の論点(文芸春秋編)」の発行部数はどのような状態なのだろうか。
posted by 柿03 at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース