12月15日、教育基本法の改正案が参議院で可決され、改正されることとなったが、同じ日に防衛庁から防衛省へ昇格する議案(防衛庁設置法等の一部改正する法案)も通過した。
防衛庁から防衛"省"となることでどのようなメリットがあるのであろうか。ウィキペディアの防衛庁の項目によれば、防衛庁は他省庁からの出向が多く、いわゆる「生え抜き」の立場が弱いとされる。防衛省となることによって、現在より多くの人材を確保できる事から防衛省としての生え抜きの意識が高まると思われる。
文民統制の観点から防衛省昇格は重要である。防衛庁長官は防衛大臣となる。かつて大蔵省が金融と財政を思いのままに操作してきたように、防衛省がひとつの大きな利権の場にはならないだろうか。総理大臣から指名された防衛大臣は、その時それを阻止することが出来るのであろうか。
2006年12月16日
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