-いよいよ「事業仕分け」が始まる! 生中継はこちらから
民主党政権の目玉としている行政刷新会議の事業仕訳が11月11日〜11月13日に行われている。
最も重要な点は議論の内容を我々国民が見ることができるというところにあると思う。
特別会計の事業、補助金の問題点は、どのように使われているか、どのくらい効果があるのか、
いざ知ろうと思っても、事業が行っている側のアピールだけで、なかなか不透明である。
実際の会議の中継を見てみたが、非常に活発な議論が行われている。
目的がハッキリしていくもの、全く説明が出来ないもの、そもそもかみ合わないものいろいろある。
我々はこれらの発言をしっかり注視し、ひとりひとり意見を持つことが大事である。
既にTwitter上では様々な意見が飛び交っている。
勿論議員などからの質問に対して逆に疑問を持つことも大事だと思う。
糾弾する事で満足する為の会議では無いし、単なる民主党の宣伝材料になって貰っても困るからである。
2009年11月13日
2009年08月13日
気になるニュース「ミップス・テクノロジーズ、MIPSアーキテクチャ向け「Android」のソースコードを公開」
CNETニュース
「ミップス・テクノロジーズ、MIPSアーキテクチャ向け「Android」のソースコードを公開」
MIPSと言えばSONY プレイステーション〜PS2〜PSPと搭載されてきたCPUアーキテクチャ。
その構成がシンプルな事もあって、教育用ではよく見かけます。
ミップステクノロジーズは、Google「Android」向けにソースコードをオープンソース化し、
ミップス搭載製品に「Android」を載せるのを促すようです。
記事によると、現在MIPSは
「セットトップボックスやデジタルTVセット、ホームメディアプレーヤー、インターネット電話システム、モバイルインターネットデバイス(MID)などで使用されており、既にAndroidが搭載されている「ARM」技術に対抗する存在である。」
そうです。モバイル、組込み機器向けと言えばARMですが、MIPSは家電などに入っているイメージでしょうか。
ともかく、WindowsMobileやGoogleChromeOS等とも相まって、モバイル戦線が楽しみになってきそうです。
2009年07月07日
タスクマネージャ×NASSCHEDULE_WINDOW
ちょっと動作が重いのでタスクマネージャを開いてみると、「プロセス」じゃなくて「アプリケーション」の所に見慣れないものが。
…
$$NASSCHEDULE_WINDOW$$
$$NASSCHEDULE_WINDOW$$
…
しかも二つ起動してるし、、、。調べてみたら先日インストールしたBUFFALO社のNAS(ネットワーク対応HDD)であるLinkStationに関係あるらしい。
-BUFFALO NASの説明
どうやらこれのNAS Navigatorというソフトが行っている自動電源管理のプロセスっぽい。
-OKwave nasschedule_window
自動電源OFFとかはしないので、アンインストールする事にしました。
にしても、東芝REGZAの外付けHDDでこのBAFFALOなんかの製品がよく売れるだろうから、こういう症状結構出るんじゃないかなぁ…、と思ったり。
…
$$NASSCHEDULE_WINDOW$$
$$NASSCHEDULE_WINDOW$$
…
しかも二つ起動してるし、、、。調べてみたら先日インストールしたBUFFALO社のNAS(ネットワーク対応HDD)であるLinkStationに関係あるらしい。
-BUFFALO NASの説明
どうやらこれのNAS Navigatorというソフトが行っている自動電源管理のプロセスっぽい。
-OKwave nasschedule_window
自動電源OFFとかはしないので、アンインストールする事にしました。
にしても、東芝REGZAの外付けHDDでこのBAFFALOなんかの製品がよく売れるだろうから、こういう症状結構出るんじゃないかなぁ…、と思ったり。
2009年07月03日
気になるニュース『直轄国道:凍結、大半解除へ 国交省、きょうから事業評価委』
直轄国道:凍結、大半解除へ 国交省、きょうから事業評価委
直轄国道:一時凍結2国道を視察 22日に再開判断へ/新潟
南部国道3事業を継続 総事局監視委が容認 (沖縄)
…前回の記事
前回の記事で紹介したように国土交通省は3月31日に、直轄国道の工事について、
費用便益比の値が低い工事は凍結を行うと発表した。工事数は18件にのぼり異例の事であったといえる。
今回、この費用便益比を計算しなおし、また観光・福祉の観点から見直し、更に道路工事のコストを下げる事でいくつかの事業について再開を認めるとした。これらを監視・決定を行うのは「事業評価監視委員会」と呼ばれる所。
結局認めてしまったという事に関し、なし崩しではないかなどの批判があったようだが、工事は簡単には認めない、という意思表示がされた事で一定の評価はできると思う。
これら凍結ー再開の道のりを辿った工事に関しては、その効果がきちんとあげられているか報告を義務付けられている所もある。
これらの監視もまた、機能するのかどうか見極めなければならない。
ちなみにこの「事業評価監視委員会」は各地方整備局ごとに設置されているらしい。
-国土交通省 地方整備局
地方整備局は東北・関東・北陸・中部・近畿・中国・四国・九州の8つのブロックに分けられている。
例えば上のニュースの新潟の場合だと、北陸地方整備局の事業評価監視委員会が担当している。
沖縄の場合は内閣府 沖縄総合事務局が担当しているらしい。
2009年05月12日
USB Linuxに挑戦。その2
最近いろんなLinuxをUSBに入れてます。
前回はUbuntu9.04を4GB USBに入れて結構活用してます。
・・・とそういえばその前に、2GB USBにUbuntuを入れてみて失敗した事を思い出したのでここにメモッておきます。インストールまでは成功したのですが、まず手始めに
> apt-get update
をやったのですが、これが何故かエラー。firefoxとかも動かなくなります。んでアップデートしようとしても
E: dpkg was interrupted, you must manually run 'dpkg --configure -a' to correct the problem.
E: _cache->open() failed, please report.
というエラーがでます。言うとおりにdpkg強制インストールなどをやっても上手くいきません。どーもこれは容量が足りなくなってるんじゃないか?と気づいたわけです。Synapticやapt-getは容量が足りてるかどうかまでは見てくれないようで、途中までアップデートかけてにっちもさっちも行かなくなるようなのです。
なので、しぶしぶ4GB USBを買ってきて、これにUbuntuを入れました。
さて、2GB USBが余ったわけですが、これにちょっと軽いLinuxを入れようという事が今回の話。
調べてみると「UNetbootin」という、ディストリビューションも選べるインストーラソフトがあるようです。

-UNetbootin
このソフトはUSBの他にHDDもインストール先として選べてしまいますので、取り扱いには注意してください。
今回2GB USBにインストールするLinuxは「puppy Linux」というディストリビューション。
-Puppy Linux
このPuppy Linuxはサイズが100MB程度と小さく、また起動すると全てメモリ上で動くように作られており(セーブされるデータなどは終了時に保存される)、かなり俊敏なLinuxです。
そしていざインストール!とpuppy Linuxを選択しクリック。無事インストールしましたが、日本語に思いっきり対応してない・・・。そもそもフォントが無い・・・。なので有志の方が日本語化されているpuppy linux日本語版のisoをダウンロードしてきます。
-Puppy Linux日本語版
UNetbootinの面白い所は、isoを取ってきて、これを選択してUSBに入れる事が出来る事です。早速PuppyLinux日本語版のisoをインストール。2GB USBがpuppy linux USBとして動作しましたヽ(´ー`)ノ。
前回はUbuntu9.04を4GB USBに入れて結構活用してます。
・・・とそういえばその前に、2GB USBにUbuntuを入れてみて失敗した事を思い出したのでここにメモッておきます。インストールまでは成功したのですが、まず手始めに
> apt-get update
をやったのですが、これが何故かエラー。firefoxとかも動かなくなります。んでアップデートしようとしても
E: dpkg was interrupted, you must manually run 'dpkg --configure -a' to correct the problem.
E: _cache->open() failed, please report.
というエラーがでます。言うとおりにdpkg強制インストールなどをやっても上手くいきません。どーもこれは容量が足りなくなってるんじゃないか?と気づいたわけです。Synapticやapt-getは容量が足りてるかどうかまでは見てくれないようで、途中までアップデートかけてにっちもさっちも行かなくなるようなのです。
なので、しぶしぶ4GB USBを買ってきて、これにUbuntuを入れました。
さて、2GB USBが余ったわけですが、これにちょっと軽いLinuxを入れようという事が今回の話。
調べてみると「UNetbootin」という、ディストリビューションも選べるインストーラソフトがあるようです。

-UNetbootin
このソフトはUSBの他にHDDもインストール先として選べてしまいますので、取り扱いには注意してください。
今回2GB USBにインストールするLinuxは「puppy Linux」というディストリビューション。
-Puppy Linux
このPuppy Linuxはサイズが100MB程度と小さく、また起動すると全てメモリ上で動くように作られており(セーブされるデータなどは終了時に保存される)、かなり俊敏なLinuxです。
そしていざインストール!とpuppy Linuxを選択しクリック。無事インストールしましたが、日本語に思いっきり対応してない・・・。そもそもフォントが無い・・・。なので有志の方が日本語化されているpuppy linux日本語版のisoをダウンロードしてきます。
-Puppy Linux日本語版
UNetbootinの面白い所は、isoを取ってきて、これを選択してUSBに入れる事が出来る事です。早速PuppyLinux日本語版のisoをインストール。2GB USBがpuppy linux USBとして動作しましたヽ(´ー`)ノ。
2009年05月02日
Linux Mintをインストール。
最近いろんなLinuxディストリビューションをインストールして試していますが、今回はちょっと流行ってるけど日本ではあまり聞かない、Linux Mintを入れてみました。
-Linux Mint
-Linux Mint(wikipedia)
-ついに日本語化したLinux Mint 6
ちょっと前までは、日本語化するのが難しかったみたいですが、このLinux Mint 6は特に問題なく日本語になりました。
Linux Mintの中身は殆どUbuntuと一緒です。大きく違うのはその外観と、いくつかのオリジナルソフトでしょうか。特にUbuntuは独特の世界観を持ってますが、Linux MintはWindowsに寄せて作られてます。
使ってて結構重宝したのが、ソフトウェアマネージャである「Linux Install」ですね。APT管理マネージャのSynapticに似てて、勿論Synapticも入ってるわけですが、こっちは.mintファイルっていうのを管理してます。
面白いのが各々のパッケージにレビューやスコアが付いている所です。これで今人気のソフトやメジャーなものを確認する事が出来ます。
-Linux Mint
-Linux Mint(wikipedia)
-ついに日本語化したLinux Mint 6
ちょっと前までは、日本語化するのが難しかったみたいですが、このLinux Mint 6は特に問題なく日本語になりました。
Linux Mintの中身は殆どUbuntuと一緒です。大きく違うのはその外観と、いくつかのオリジナルソフトでしょうか。特にUbuntuは独特の世界観を持ってますが、Linux MintはWindowsに寄せて作られてます。
使ってて結構重宝したのが、ソフトウェアマネージャである「Linux Install」ですね。APT管理マネージャのSynapticに似てて、勿論Synapticも入ってるわけですが、こっちは.mintファイルっていうのを管理してます。
面白いのが各々のパッケージにレビューやスコアが付いている所です。これで今人気のソフトやメジャーなものを確認する事が出来ます。
2009年04月24日
USB - Linux に挑戦。
最近USBにLinuxを入れられると聞いてそれにハマってます。
これなら、本体のデータを傷つけずにLinuxを体験することができます。
しかしこないだまでは、USBにLinuxを入れると言う作業が少し面倒だったのですが、
Ubuntu 8.10からは[システム]->[システム管理]->[Create a USB startupdisk]というツールで一発で入れられます。
2GBぐらいのUSBフラッシュメモリがあればいいと思います。
それにしても、数年前までは名前も聞かなかったLinuxディストリビューション、Ubuntu、CentOS、SuSEなど
大きく変わりましたね。VineLinuxなどや、TurboLinuxなんてもう昔の話になってるんですねぇ。
やっぱりRedHatLinuxが無償じゃなくなったのが大きいんでしょう。そしてそれを補完すべく存在する
FedoraCoreが思った以上に不安定、そして果敢にせめている所で、多くのディストリビューションが台頭する機会があったのだろうと思います。
とにもかくにもUSBにUbuntu Linuxを入れていろいろ試してみたいと思います。
これなら、本体のデータを傷つけずにLinuxを体験することができます。
しかしこないだまでは、USBにLinuxを入れると言う作業が少し面倒だったのですが、
Ubuntu 8.10からは[システム]->[システム管理]->[Create a USB startupdisk]というツールで一発で入れられます。
2GBぐらいのUSBフラッシュメモリがあればいいと思います。
それにしても、数年前までは名前も聞かなかったLinuxディストリビューション、Ubuntu、CentOS、SuSEなど
大きく変わりましたね。VineLinuxなどや、TurboLinuxなんてもう昔の話になってるんですねぇ。
やっぱりRedHatLinuxが無償じゃなくなったのが大きいんでしょう。そしてそれを補完すべく存在する
FedoraCoreが思った以上に不安定、そして果敢にせめている所で、多くのディストリビューションが台頭する機会があったのだろうと思います。
とにもかくにもUSBにUbuntu Linuxを入れていろいろ試してみたいと思います。
2009年04月02日
気になるニュース「国道:工事凍結18路線を公表」
国道:工事凍結18路線を公表…09年度中に事業再評価 毎日新聞
国土交通省は31日に、費用に比べ経済効果が小さいと判断した工事を凍結する直轄国道18路線を公表した。
直轄国道の工事中止は、2000年に5件、2008年に1件を中止した例があるのみで18件の凍結は異例(共同通信)だそうだ。
凍結の発表を受けて各地方の行政団体、新聞で反発の声が上がっている。
凍結対象は以下の通り。カッコ内は費用便益比、後述。
-北海道
--230号国縫道路 (1.0)
--232号天塩バイパス (1.0)
--278号鹿部道路 (1.0)
-岩手県
--106号都南川目道路 (1.0)
-群馬
--17号綾戸バイパス (0.9)
-新潟県
--17号浦佐バイパス (0.9)
--113号鷹ノ巣道路 (0.6)
-長野県
--148号小谷道路 (0.8)
-島根県
--54号三刀屋拡幅 (0.9)
-広島県
--185号安芸津バイパス (0.8)
-愛媛県
--440号地芳道路 (0.5)
-高知県
--55号高知南国道(高規格幹線道路) (0.9)
-宮崎県-
-220号青島−日南改良 (0.6)
-鹿児島県
--220号早崎改良 (0.9)
--225号川辺改良 (0.9)
-沖縄県
--329号与那原バイパス (0.9)
--329号南風原バイパス (0.8)
--331号中山改良 (0.7)
というわけで、少し国土交通省のサイトで探してみた。
-国土交通省
中々それらしいモノが見つからない。国交省には「自動車交通局」と「道路局」って別々にあるのか…。まぁ多分道路局のほうだろう。どうもこれっぽい。
-報道発表資料 費用便益比(B/C)の点検結果について
すなわち最新のデータに基づいて時間短縮・走行経費・交通事故の便益を計算し、この費用便益比が1以下の事業を凍結するという事らしい。
-添付資料
資料を見てみるとB/C比とやらが1.0になってる事業は多い。その中で凍結を決定したりしなかったりした基準はなんなんだろう?1.0未満にしても4件減るだけなので1.0未満でもいい気がするが。まぁそれはいいとして。
「高規格幹線道路」という用語を初めて聞いたので調べてみた。
-ウィキペディア 高規格幹線道路
まあいわゆる高速道路と自動車専用道路だと思う。全国的な交通網を作る上での幹線となる道路、という所だろう。次の資料で全国の高規格幹線道路網が見られる。
-道路行政資料(pdf)
国土交通省は31日に、費用に比べ経済効果が小さいと判断した工事を凍結する直轄国道18路線を公表した。
直轄国道の工事中止は、2000年に5件、2008年に1件を中止した例があるのみで18件の凍結は異例(共同通信)だそうだ。
凍結の発表を受けて各地方の行政団体、新聞で反発の声が上がっている。
凍結対象は以下の通り。カッコ内は費用便益比、後述。
-北海道
--230号国縫道路 (1.0)
--232号天塩バイパス (1.0)
--278号鹿部道路 (1.0)
-岩手県
--106号都南川目道路 (1.0)
-群馬
--17号綾戸バイパス (0.9)
-新潟県
--17号浦佐バイパス (0.9)
--113号鷹ノ巣道路 (0.6)
-長野県
--148号小谷道路 (0.8)
-島根県
--54号三刀屋拡幅 (0.9)
-広島県
--185号安芸津バイパス (0.8)
-愛媛県
--440号地芳道路 (0.5)
-高知県
--55号高知南国道(高規格幹線道路) (0.9)
-宮崎県-
-220号青島−日南改良 (0.6)
-鹿児島県
--220号早崎改良 (0.9)
--225号川辺改良 (0.9)
-沖縄県
--329号与那原バイパス (0.9)
--329号南風原バイパス (0.8)
--331号中山改良 (0.7)
というわけで、少し国土交通省のサイトで探してみた。
-国土交通省
中々それらしいモノが見つからない。国交省には「自動車交通局」と「道路局」って別々にあるのか…。まぁ多分道路局のほうだろう。どうもこれっぽい。
-報道発表資料 費用便益比(B/C)の点検結果について
「点検の結果、B/Cの値が1以下の事業については、既に支払いが約束済みのもの等を除き平成21年度の
事業執行を当面見合わせることとし、速やかに、コスト縮減など事業内容の見直し等の検討を行い、再評価を
実施して事業継続の可否を決定する予定です。」
すなわち最新のデータに基づいて時間短縮・走行経費・交通事故の便益を計算し、この費用便益比が1以下の事業を凍結するという事らしい。
-添付資料
資料を見てみるとB/C比とやらが1.0になってる事業は多い。その中で凍結を決定したりしなかったりした基準はなんなんだろう?1.0未満にしても4件減るだけなので1.0未満でもいい気がするが。まぁそれはいいとして。
「高規格幹線道路」という用語を初めて聞いたので調べてみた。
-ウィキペディア 高規格幹線道路
まあいわゆる高速道路と自動車専用道路だと思う。全国的な交通網を作る上での幹線となる道路、という所だろう。次の資料で全国の高規格幹線道路網が見られる。
-道路行政資料(pdf)
2008年10月21日
気になるニュース『エルピーダ営業赤字膨らむ』
『エルピーダ2Q営業赤字膨らむ〜DRAM価格下げ止まらず(10/14)』
『エルピーダメモリ(6665)はCB発行による希薄化懸念の売りが止まず 4連続STOP安の公算大(10/30)』
エルピーダの株価が連日ストップ安をつけて下げ止まらない。この金融恐慌による株価低迷という事を踏まえても、尋常ではない状態だと言わざるを得ない。
エルピーダは資金調達のためにCBを500億円発行するそうである。
ロイター
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnTK018069120081017
社債の総額 500億円
発行価格 額面100円につき100円
利率 なし
転換価格 1017円
償還期限 2009/11/4
請求期間 2008/11/5〜2009/11/2
割当先 Nomura Asia Limited
転換価格は下限50%(509円)に設定されており(エルピーダ内リンク)、いわゆるMSCB(転換価格修正条項付転換社債)とみなす事ができる。
と言うわけでここで転換社債(CB)と価格修正条項付転換社債(MSCB)について学ぶ。
CB(Convertible Bond:転換社債)は、平成14年以降からは正確には「転換社債型新株予約権付社債」と呼ばれるようになった。
野村證券 用語:CB
ウィキペディア 転換社債型新株予約権付社債
ワラント債などいろいろな仕組みがあったので、商法を改正し、「普通社債」と「新株予約権付社債」に大きく分けたそうだ。ここでは以降CBを使う。
CBは株に変換できる権利を持ち、変換せずに利息を得たり社債として償還を待っても良い。従って株式を購入するよりリスクが低いので、実際の株価よりも低い水準で推移する。
CBは大抵証券会社等が買い取り、適度に株式市場へ投入される。この買取先を割当先という。
さて、転換価格が1000円のCBを購入し、株価が1300円になれば即座に株式に転換して売却すれば、一株あたり300円の利益になる。しかし株価が900円であれば、転換しても旨みは無い。明らかな下落局面の時には、CBを引き受けてくれない可能性がある。そこで生まれたのが転換価格の調整が可能なMSCBであると思われる。
「三叉路」MSCBに関する一考察 (1)MSCBの概要
MSCBの特徴としては、利息が無いという事、償還期限が1年等非常に短い事である。すなわち株式への変換をほぼ前提にして買われるCBと言っていいと思う。
MSCBは下限いっぱいまで買うのを待つ事ができるので、安く買うことができる。安く買えば買うほど市場における株式が増えるので、一株当たりの株式の利益が目減りする。これを株式の希薄化というそうである。そもそも下落局面で発行されることが多いので、株価の下落を助長させてしまう傾向があるようだ。
ただし株価が当初の転換価格より上昇した場合、MSCBならば転換価格も上昇するので、逆に株式の希薄化の抑制効果が期待できるともされる。故に中長期的にはMSCBが発行されたことが悪材料と一概に言えないが、少なくとも短期的に株価が急激に下落する事が多く、既存の株主に大きな迷惑をかけることは多い。
『エルピーダメモリ(6665)はCB発行による希薄化懸念の売りが止まず 4連続STOP安の公算大(10/30)』
エルピーダの株価が連日ストップ安をつけて下げ止まらない。この金融恐慌による株価低迷という事を踏まえても、尋常ではない状態だと言わざるを得ない。
エルピーダは資金調達のためにCBを500億円発行するそうである。
ロイター
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnTK018069120081017
社債の総額 500億円
発行価格 額面100円につき100円
利率 なし
転換価格 1017円
償還期限 2009/11/4
請求期間 2008/11/5〜2009/11/2
割当先 Nomura Asia Limited
転換価格は下限50%(509円)に設定されており(エルピーダ内リンク)、いわゆるMSCB(転換価格修正条項付転換社債)とみなす事ができる。
と言うわけでここで転換社債(CB)と価格修正条項付転換社債(MSCB)について学ぶ。
CB(Convertible Bond:転換社債)は、平成14年以降からは正確には「転換社債型新株予約権付社債」と呼ばれるようになった。
野村證券 用語:CB
ウィキペディア 転換社債型新株予約権付社債
ワラント債などいろいろな仕組みがあったので、商法を改正し、「普通社債」と「新株予約権付社債」に大きく分けたそうだ。ここでは以降CBを使う。
CBは株に変換できる権利を持ち、変換せずに利息を得たり社債として償還を待っても良い。従って株式を購入するよりリスクが低いので、実際の株価よりも低い水準で推移する。
CBは大抵証券会社等が買い取り、適度に株式市場へ投入される。この買取先を割当先という。
さて、転換価格が1000円のCBを購入し、株価が1300円になれば即座に株式に転換して売却すれば、一株あたり300円の利益になる。しかし株価が900円であれば、転換しても旨みは無い。明らかな下落局面の時には、CBを引き受けてくれない可能性がある。そこで生まれたのが転換価格の調整が可能なMSCBであると思われる。
「三叉路」MSCBに関する一考察 (1)MSCBの概要
MSCBの特徴としては、利息が無いという事、償還期限が1年等非常に短い事である。すなわち株式への変換をほぼ前提にして買われるCBと言っていいと思う。
MSCBは下限いっぱいまで買うのを待つ事ができるので、安く買うことができる。安く買えば買うほど市場における株式が増えるので、一株当たりの株式の利益が目減りする。これを株式の希薄化というそうである。そもそも下落局面で発行されることが多いので、株価の下落を助長させてしまう傾向があるようだ。
ただし株価が当初の転換価格より上昇した場合、MSCBならば転換価格も上昇するので、逆に株式の希薄化の抑制効果が期待できるともされる。故に中長期的にはMSCBが発行されたことが悪材料と一概に言えないが、少なくとも短期的に株価が急激に下落する事が多く、既存の株主に大きな迷惑をかけることは多い。
2008年07月08日
気になるニュース『外国人雇用に知恵絞る欧米、英国「ポイント制」で入国審査』
『外国人雇用に知恵絞る欧米、英国「ポイント制」で入国審査』
人口減少が進んでいる日本にとって、外国人労働者、ひいては外国人の移民受け入れの問題は非常に重要だと思う。外国人雇用の問題は、人では不足しているが、安易に受け入れてしまうと労働市場の崩壊につながりかねないという危険性をはらんでいる。
英国ではEU域外の外国人で英国で働きたいという外国人労働者に対して、ポイント制という免状のようなものを導入するらしい。これは「技能者」であれば認定する資格を有しているかとか、「学生」ならば英語などの知識を持っているか、などを確認しポイントとして加算、必要ポイントに達しているかどうかで就労できるかどうかを判断するものである。ポイント制の背景には、単純労働の現場などに、安易に外国人労働者を受け入れる事を抑止する目的があると思われる。この精度がどこまで機能するかが注目に値する。
『インドネシアの看護師・介護士、300人受け入れへ』
日本では介護業界の人手不足が深刻になると予想されており、日本とインドネシアのEPA協定(経済連携協定)によって、インドネシアから看護師と介護士を受け入れる。初年度は500人を予定していたが、長期滞在できるかどうかということの不安などから、中々人材が集まらないようである。が、これは受け入れを何度か繰り返す事によっていずれはその懸念も払拭されるものだと思う。
ただし今回の規定によれば、就労した外国人労働者は、介護士ならば介護福祉士の資格を4年間で、看護師ならば看護師の資格を3年で取得しなければならないとされる。この処置もまた単純労働へ安易な流動への抑止であると思われるが、これとのバランスもまた考えなければならないだろう。
人口減少が進んでいる日本にとって、外国人労働者、ひいては外国人の移民受け入れの問題は非常に重要だと思う。外国人雇用の問題は、人では不足しているが、安易に受け入れてしまうと労働市場の崩壊につながりかねないという危険性をはらんでいる。
英国ではEU域外の外国人で英国で働きたいという外国人労働者に対して、ポイント制という免状のようなものを導入するらしい。これは「技能者」であれば認定する資格を有しているかとか、「学生」ならば英語などの知識を持っているか、などを確認しポイントとして加算、必要ポイントに達しているかどうかで就労できるかどうかを判断するものである。ポイント制の背景には、単純労働の現場などに、安易に外国人労働者を受け入れる事を抑止する目的があると思われる。この精度がどこまで機能するかが注目に値する。
『インドネシアの看護師・介護士、300人受け入れへ』
日本では介護業界の人手不足が深刻になると予想されており、日本とインドネシアのEPA協定(経済連携協定)によって、インドネシアから看護師と介護士を受け入れる。初年度は500人を予定していたが、長期滞在できるかどうかということの不安などから、中々人材が集まらないようである。が、これは受け入れを何度か繰り返す事によっていずれはその懸念も払拭されるものだと思う。
ただし今回の規定によれば、就労した外国人労働者は、介護士ならば介護福祉士の資格を4年間で、看護師ならば看護師の資格を3年で取得しなければならないとされる。この処置もまた単純労働へ安易な流動への抑止であると思われるが、これとのバランスもまた考えなければならないだろう。